園児が交通事故に遭わないよう、各地で交通安全を学ぶ催しが開催されています。

平成30年1月31日 SAGA TV NEWS
園児が楽しみながら交通ルール学ぶ 
https://www.sagatv.co.jp/nx/news/detail.php?id=2112

平成30年2月6日 下野新聞
ミュージカルを体験 幼児が交通安全学ぶ
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/region/news/20180206/2957877

いわゆる年長さんは、もうすぐ卒園、7歳を迎えます。
今回ご紹介するデータによると、そんな今こそ交通ルールの指導のタイミングといえそうです。

 

交通事故死傷者数(7歳)の成人の約2.5倍

図1(引用元:イタルダインフォメーション 交通事故分析レポート №121)は、歩行中の交通事故死傷者数(平成27年)を、年齢別に分類したものです。
以下のとおり、7歳の死傷者数は、成人の2.5倍、65歳以上の高齢者の約2倍です。

歳        1462
20歳~60歳付近  約600人/各年齢
65歳以上      約800人/各年齢

 

人口10万人あたりの交通事故死傷者数(7歳)は全年齢の約3倍

ただ、図1のみですと「7歳の人口が多いから、死傷者数も多いのでは?」とも思えます。
これを払拭するデータが
図4(引用元:イタルダインフォメーション 交通事故分析レポート №121)です。

人口10万人あたりの交通事故死傷者数(平成27年)を、同じく年齢別に分類したものです。
以下のとおり、同じく7歳が突出しており、全年齢で算出した数の約3倍にもなります。

   歳  140
全年齢      46人

図1とあわせると、7歳の交通事故死傷者数がその人口にかかわらず多数であることが分かります。

 

7歳の交通事故の特徴

なお、7歳の交通事故には以下の特徴があります。

特徴1 73%が日中に発生
特徴2 平日の死傷者数が、土曜日の約倍、日曜日の約2.5
特徴3 登下校時の事故が最多
    遊戯中(路上でのキャッチボール等)や
    訪問中(友人宅等を訪れるための移動中)も多い

特徴4 男児の死傷者数は女児の約

 

7歳にさしかかる今こそ、子どもはもちろん、保護者の方々にも、こんなデータも交えて、交通安全ルールの指導をされてはいかがでしょうか。
(公財)交通事故総合分析センターのイタルダインフォメーションにもっと詳しい解説があります。
是非ともご参照ください。
きっと、交通安全ルールの指導に役立つことでしょう。